四国（86）

水が流れる洞窟を進むと、シダに覆われた神秘的な世界が現れる。もとは波の浸食でできた海食洞で、長い時と偶然により今の姿となった。

五台山山頂に広がる境内は美しい緑に包まれ、紅葉の名所としても知られる。五重塔は昭和５５年（１９８０）に再建されたもの。

五台山山頂に広がる境内は美しい緑に包まれ、紅葉の名所としても知られる。五重塔は昭和５５年（１９８０）に再建されたもの。

土佐藩初代藩主の山内一豊が慶長６年（１６０１）に築城。日本で唯一、天守だけでなく本丸全体の建造物がほぼ完全に現存する。

遠浅の浜の潮だまりが生み出す「天空の鏡」は、有名な南米のウユニ塩湖のよう。ＳＮＳで瞬く間に人気を集めた香川の絶景だ。干潮の風のない日の日没前後３０分が最も幻想的で美しい。カメラを低く構えて奇跡の瞬間を捉えたい。

標高４０４ｍの稲積山の頂上にあり、その眺望から「天空の鳥居」として知られる。山頂に駐車場があるが、２７０段の急な石段を上るのも一興。

江戸時代の貨幣・寛永通宝を白砂でかたどった巨大な砂絵。一度見れば「健康で長生き、お金に不自由しない」との言い伝えがある。

慶長２年（１５９７）、標高６６ｍの亀山を利用して築城。白亜の天守は現存十二城のひとつで、最上階からは瀬戸大橋が一望できる。

天保６年（１８３５）に建築され、金丸座の名称で知られる。人力で動く舞台機構や桟敷席があり、江戸時代の歌舞伎を現代に伝える。

標高２００ｍの山腹に大小約８００枚の棚田が広がる。名水百選の「湯船の水」が流れる。